伝説のカードゲーム 「Exploding Kittens」
過去に当ブログでも紹介したExploding Kittensは2015年にクラウドファンディングサイトKickstarterに掲載されたプロジェクトで目標金額の約900倍の9億円を集めました。(source:kickstarter)
9億円という出資額はのkickstarterのプロジェクトの中で歴代第4位という大記録です。歴代記録の上位は製品やコンピュータゲームなどの製品自体に費用が掛かるモノが多い中,アナログカードゲームにこれほどの額が集まるのは稀であったため,当時は盛り上がっていました。
その「Exploding kittens」ですが,いつの間にか拡張パック類が公式サイトで発表されていました。今回,拡張パックのうちの一つが日本で発売されるので,記事にします。
追加パック「Imploding Kittens」
今回日本で発売されるのは.「Imploding Kittens」です。(日本版の商品名は「こねこばくしゅく」)
まずは,前作のルールを含めて簡単に遊び方を説明します。
前作ルールおさらい
前作「Exploding kittens」はある特定のカード「こねこばくはつカード」を引いてしまうと負けというゲームでした。以下のカードを使って「こねこばくはつカード」を引くのを回避していきます。
・DEFUSE:ばくはつこねこカードを引いても,このカードを使用することで1度だけ負けを回避できます。
・SEE THE FUTURE:山札を何枚か見ることができます。
・ATTACK:自分のカードのドローターンを次の人に押し付けます。
・SKIP:カードをドローせずににターンを終了できます。
・SHUFFLE:山札をシャッフルします。
例えば,SEE THE FUTUREで山札を見た際に一番上に「こねこばくはつカード」があることが分かれば,SKIPやSHUFFLEを使って自分が引かないようにすることができます。DEFUSEは最強のカードで一度しか使えませんが「こねこばくはつカード」を引いても無かったことにできます。
今作のルール
今作は「こねこばくしゅくカード」を前作に混ぜて遊びます。基本的にルールは前作と同じで引いたら負けなのですが,「こねこばくしゅくカード」は「こねこばくはつカード」と比較して以下の違いがあります。
・1度引いても負けにはならない。(無条件)
・1度引いた後は山札に表向きで戻す。(縁が白くなっているのでどこにあるのか一目瞭然)
・2度目に引いた場合は,DEFUSEを使っても回避できない。
追加カード
今作でカードがいくつか追加されました。
・ALTER THE FUTURE:山札を上から3枚みた後,3枚をシャッフルして戻します。
・DRAW FROM THE BOTTOM:山札の上からではなく下からドローできます。
・REVERSE:ドロー順を逆にします。
THE CONE OF SHAME
クレイジーな要素を入れることで有名な「Exploding Kittens」開発チームですが,今回新カードREVERSEが追加されたことで,「THE CONE OF SHAME」なるものを導入してきました。
具体的には,プレイ順を忘れたプレイヤーは矢印付きの被り物を付けて,他のプレイヤーに順番を表示しなければならないというモノです。
まとめ
伝説のカードゲーム「Exploding Kittens」の追加パック「Imploding Kittens」について紹介しました。まだ持っていない方は前作と一緒に購入してみては?
どうでもいいですが,「Imploding(爆縮)」は前作の「Exploding(爆発)」に比べて一般的には馴染みの薄い言葉かもしれません。「爆発」は外にエネルギーを放出するイメージですが,「爆縮」は内側にエネルギーを向けるイメージです。
最近,「核融合」技術に進展がみられていますが,「爆縮」はレーザー核融合というジャンルで使われています。
そのうち「爆縮」という言葉をよく聞くことになるかも?
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